医療系大学院生の簿記3級勉強ノート|1日目

簿記

無料で簿記が勉強できると話題の『CPAラーニング』を利用して、簿記3級の勉強を始めました。

アウトプットしたほうが記憶に定着すると思うので、勉強ノートを作っていこうと思います。

別日のノートはこちら

教科書は「いちばんわかる日商簿記3級の教科書」を使っています。

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今日の簿記3級の勉強の流れ

教科書の第1章の講義を受講した。

  1. 簿記の用語について知る
  2. 貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう、B/S)
  3. 仕訳
  4. 勘定
  5. 損益計算書(そんえきけいさんしょ、P/L)

簿記の重要単語

借方・貸方

簿記では、記録をつけるときに「左右に分けて書く」という大きな特徴がある。

その「左右」のうち、左側を借方右側を貸方という。

これは言葉の意味を考えるより、”そのまんま暗記する”のが良いそうだ。

覚え方は、「かり」の『り』が左払いだから「借方」は左、「かし」の『し』が右に流れているから「貸方」は右

よく出てくる用語例

講義で重要と言われた単語を紹介します。

  • 出資を受ける:株主から元手となる資金をもらうこと
  • 借り入れる:銀行からお金を借りること
  • 貸し付ける:お金を貸すこと
  • 掛けにする:代金を後払いにすること(のちに売掛、買掛という単語がでてくる)
  • △:マイナスのこと。△100は-100を意味する(-と書くと+に改ざんできてしまう)
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.4

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう、B/S)

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は、会社のある時点での財政状態をあらわしている。

貸借対照表の3要素

説明のために簡略化すると、貸借対照表は下の図のように、「資産」「負債」「資本」の3要素からできていて、それぞれ定位置がある。

これら3つの要素の意味は、
・資産:会社がもっているものの金額
・負債:調達したお金のうち、返済義務がある金額
・資本:調達したお金のうち、返済義務がない金額

貸借対照表の勘定科目

上の表の、「現金」や「借入金」、「資本金」といった勘定科目は、お金をどういう状態でもっているか(借方)どうやって調達したか(貸方)を表すラベル。

1)資産の勘定科目

資産の勘定科目勘定科目の意味
現金紙幣や硬貨などの通貨
建物店舗・事務所・倉庫など
土地建物のための敷地
買付金金銭を貸し付けた場合の、その金額を回収する権利
売掛金商品を販売したが代金を受け取っていない場合の、代金を回収する権利
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.16

2)負債の勘定科目

負債の勘定科目勘定科目の意味
借入金金銭を借り入れた場合の、その金額を返済する義務
買掛金商品を購入したが代金を支払っていない場合の、当該代金の支払義務
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.18

3)資本の勘定科目

資本の勘定科目勘定科目の意味
資本金株主から出資を受けた金額
繰越利益剰余金会社が稼いだ金額
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.19

貸借対照表の借方、貸方について

「借方」は”お金をどういう状態でもっているか”

「貸方」は”お金をどうやって調達したか”

この覚え方はわかりやすいと思ったからぜひ参考にしてね。

貸借対照表を作るさいの3つのポイント

貸借対照表をもう少し具体的にすると下のようになり、作るさいにはポイントが3つある。

貸借対照表 3つのポイント
  1. 借方(左側)に資産、貸方(右側)に負債と資本(負債が上で、資本が下)
  2. 借方(左側)と貸方(右側)の合計額は一致する
  3. いつの時点の財政状態なのかを記載する
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.9

1年分の取引をまとめた貸借対照表は、通常1年に1回作られる。貸借対照表を作るために、期中は仕訳で記録し、勘定で整理する。

「買った金額」で書くらしいよ。これは教科書の16ページに書いてあった!

仕訳

取引があると「どの勘定科目がどれだけ変化したか」を記録していく。この記録が仕訳。

具体例を見ていく。

①株主から600円の出資を受けた。

②現金500円で建物を取得した。

仕訳 3つのポイント
  1. 変動する勘定科目とその金額を1行で書く
  2. 仕訳も借方(借)と貸方(貸)に分ける
  3. 金額が増加した場合は定位置側(借→借、貸→貸)に、減少した場合は定位置の逆側(借→貸、貸→借)に書く

取引の文章→仕訳になおす問題は復習のときは逆方向(仕訳→どういった取引が行われたか)にもなおせるようにすると定着する

勘定

仕訳ができたら勘定に書き写す(=転記する)。

勘定とは、仕訳の内容を勘定科目ごとに整理すること。下の図のように、勘定にも借方・貸方がある。

仕訳で出した例を勘定に転記してみる。

①株主から600円の出資を受けた。

②現金500円で建物を取得した。

①の取引と②の取引を転記すると次のようになります。

転記が終われば、勘定科目ごとに残高を計算し、貸借対照表に書き込んでいくと貸借対照表が完成する。

損益計算書(P/L)

損益計算書(そんえきけいさんしょ)は、どういった要因で損益が発生したのか(経営成績)を表す。

損益計算書の2要素

説明のために簡略化すると、損益計算書は下の図のように、「費用」「収益」の2要素からできていて、それぞれ定位置がある。

これら2つの要素の意味は、
・収益:売上などの利益の増加要因
・費用:仕入や給料などの利益の減少要因

損益計算書の勘定科目

1)収益の勘定科目

収益の勘定科目勘定科目の意味
売上商品を販売し販売代金を得た
受取手数料取引を仲介し仲介手数料を得た
受取利息貸し付けたお金に対する利息を得た
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.42

2)費用の勘定科目

費用の勘定科目勘定科目の意味
仕入商品を購入し代金を支払った
給料従業員に給料を支払った
水道光熱費水道光熱費を支払った
支払利息借り入れたお金に対する利息を支払った
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.42

損益計算書を作るさいの3つのポイント

損益計算書をもう少し具体的にすると下のようになり、作るさいにはポイントが3つある。

損益計算書 3つのポイント
  1. 借方(左側)に費用、貸方(右側)に収益
  2. 収益と費用の差額で当期純利益(マイナスの場合は当期純損失)を算定する(借方の一番下)
  3. いつの期間の経営成績なのかを記載する
出典・参考:いちばんわかる日商簿記3級の教科書 p.41
損益計算書作成の流れ
  • STEP1
    取引が発生
  • STEP2
    仕訳

  • STEP3
    勘定
  • STEP4
    収益・費用の勘定科目ごとに残高を計算

  • STEP5
    損益計算書に書き込む

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