「公認会計士に興味があるけど、合格に必要な勉強時間がとんでもないって聞く…」 「平均3,500時間とか5,000時間とか言われてるけど、自分にそんな時間、確保できるんだろうか…」
あなたは今、そんな不安から、最初の一歩をためらってはいませんか?
かつての私も、あなたとまったく同じでした。「勉強時間」という数字の壁に圧倒され、「自分には無理かもしれない」と何度も挑戦を諦めかけました。
この記事では、そんな不安を抱えるあなたのために、以下の点を徹底的に解説します。
- 巷で言われる「平均勉強時間」のカラクリ
- 合格した私が実際にかかった「リアルな勉強時間」
- なぜ、「勉強時間」という数字に惑わされてはいけないのか
この記事を読み終える頃には、「勉強時間」という数字の呪縛から解放され、「自分もやってみようかな」と前向きな一歩を踏み出すきっかけを掴めているはずです。
そもそも「平均3,500時間」って本当?公認会計士の一般的な勉強時間
まずは、よく言われる「一般的な勉強時間」について見ていきましょう。
結論:目安は「3,000〜5,000時間」
多くの予備校や合格体験記で語られている公認会計士試験の合格に必要な勉強時間は、およそ「3,000〜5,000時間」と言われています。
資格の学校TACのデータによれば、一発合格者の平均勉強時間は3,776時間、またCPA会計学院も目安として3,000時間以上を挙げています。
(出典 TAC:https://www.tac-school.co.jp/、CPA:https://cpa-net.jp/)
仮に3,500時間とすると、1日3時間の勉強を毎日続けても約3年2ヶ月。1日5時間なら約2年弱です。
…この数字だけを見ると、やはり圧倒されてしまいますよね。
なぜこんなに時間に「幅」があるのか?
しかし、なぜ「3,000時間」と「5,000時間」で2,000時間もの差があるのでしょうか? それは、以下の要因によって、必要な時間が大きく変わるからです。
- 前提知識の有無:
- 商業高校出身であったり、大学で会計学を専攻していたり、簿記1級などをすでに持っている人は、会計の基礎知識がない人より短い時間で済みます。
- 受験回数:
- 公認会計士試験に合格するためには、短答式試験と論文式試験という2つの試験に合格する必要があります。短答式試験は年2回、論文式試験は年1回しか開催されないため、どれか1つでコケるとそれだけで半年~1年、勉強期間が伸びることになります。
- 適性:
- 会計士試験の内容は、初めて知る考え方やものの捉え方なども多く含まれており、そのロジックが肌感覚でしっくりくる人とそうでない人では、やはり理解までにかかる時間に差が出てきてしまいます(ただし、自分がどっち側の人間なのかはやってみないとわかりません)。
「平均」とは、これらの要素が混ざり合った結果にすぎないのです。
【合格者が告白】私のリアルな公認会計士勉強時間
では、一般的な話はここまでにして、私自身が合格までにかかったリアルな勉強時間をお話しします。
私が合格までにかかった総時間
結論から言うと、私が合格までにかかった総勉強時間は、およそ4,816時間でした。
より詳細には、大学生3年生の夏休みが明けるころから勉強を開始し、翌年の12月に短答式試験に合格、さらにその翌年の論文式試験に合格したので、
7時間/日×688日(約1.8年)=4,816時間
という感じになります。
1日あたりの勉強時間を7時間としていますが、試験勉強が進むにつれ、また、試験が近づくにつれ勉強時間は増加していき、特に論文式試験直前などは1日12時間近く勉強していた記憶があります。
以下でさらに詳細に受験時代の1日のスケジュールをご説明します。
当時のリアルな勉強スケジュール
前提として、前述のとおり私は大学生で、しかも途中休学を挟んでいますので、受験生の中ではかなり時間がある方でした。 同じ学生でも授業やバイトが忙しい方、または社会人の方は同じようなスケジュールは物理的に不可能だと思いますので、あくまで参考にご覧ください。具体的なスケジュールは以下の通りです。
勉強専念(大学生)の場合
- 平日/休日(1日フリー):
- 午前:8時〜12時(実働3.5時間)←朝は脳がフレッシュなので、重ための問題を解いたり、苦手な科目を勉強したりしていました。
- 午後:13時〜14時(実働1時間)←昼食後はありえないくらい気力がなくなるので、得意な科目やスマホをポチポチしながらできる問題集に取り組み、ズルズルダラダラしないようにしていました。
- 午後:14時~16時(ジム、シャワー)←昼食後、1時間ほどすると眠気に襲われるので、運動不足解消も込めてジムでリフレッシュしていました。
- 夕方:16時30分〜19時30分(実働2.5時間)←少し疲れてくる時間ですが、夕食を楽しみに頑張ります。
- 夜:20時30分~22時(実働1.5時間)←あらかじめ終了時間を決めておくことで、締切効果でスパートかけます。
- 合計:実働8.5時間
- 平日/休日(予定あり):
- 基本的に上記のスケジュールの内、予定のある時間が置き換わるだけです。毎日コンスタントに続けることがなにより重要なので、予定がある日もない日も同じスケジュールで勉強していました。
勉強スケジュールは十人十色です。長期戦の公認会計士試験では、だれかのハードスケジュールをまねて無理するより、自分のペースで日々を積み重ねていくことの方が何倍も重要ですので、自分のリズムを掴むことをなにより大事にしてください。
ネットの「勉強時間」に惑わされてはいけない3つの理由
ここまで一般的な時間と私の実体験をお話ししましたが、私が一番伝えたいのは「ネットの数字に臆して、挑戦を諦めないでほしい」ということです。
あなたが「勉強時間」の数字を気にする必要がない理由は3つあります。
1. スタートラインが全員違うから
前述の通り、簿記の知識があるかないか、学生か社会人かで、必要な時間は全く異なります。 ネットで見かける「〇〇時間で合格!」という数字は、あくまで「その人」のケーススタディに過ぎません。あなたに当てはまるかは、誰にもわからないのです。
2. 「時間」は合格を保証しないから
5,000時間勉強しても合格できない人もいれば、2,500時間で合格する人もいます。 この試験の本質は、「何時間やったか」ではなく「試験範囲の内容をどれだけ正しく理解し、それを適切にアウトプットできるか」です。勉強時間はあなたが積み重ねた日々の結果にしかすぎません。最初から総勉強時間を決めてこの試験に臨む人はいません。何千時間という数字に過度にビビるのはやめましょう。
3. 「情報収集」が一番の時間の無駄だから
最も恐ろしいのは、今のあなたのように「勉強時間どれくらいかな…」「自分にできるかな…」と不安になって、何時間もネットで情報収集(=勉強以外の時間)を続けてしまうことです。
その時間で、簿記3級のテキストを1ページでも進めた方が、よほど合格に近づきます。
まとめ:不安なら、まず「1時間」だけ始めてみませんか?
この記事では、「公認会計士の勉強時間」という大きな壁について解説してきました。
- 一般的な目安は3,000〜5,000時間だが、これは人による。
- 合格者のリアルな時間は、その人の環境や前提知識によって全く違う。
- ネットの数字に惑わされ、一歩を踏み出せないのが一番もったいない。
3,000時間~5,000時間と聞くと絶望的かもしれませんが、それは「今すぐ」必要な時間ではありません。毎日の小さな積み重ねの結果です。
もしあなたがまだ不安なら、まずは「1時間」だけ、公認会計士の勉強(例えば簿記3級の入門書を読む、予備校の無料講座を視聴する)を始めてみませんか?
その「1時間」が、あなたにとって「意外と面白いかも」「これなら続けられるかも」と思えるかどうかが、ネットの平均時間よりよほど重要な判断基準になります。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりますが、踏み出してしまえば、あとは前に進むだけです。 まずは予備校の資料請求をして、具体的なカリキュラムを見てみることから始めましょう!
| 主要予備校 | 公式リンク |
| CPA会計学院 | https://cpa-net.jp/contact/request.php |
| TAC | https://www.tac-school.co.jp/seikyu/seikyu.html |
| 資格の大原 | https://www.o-hara.jp/contact/document_request/form |
どの予備校にするか迷ったら、こちらの記事「【合格者が本音で解説】公認会計士予備校のおすすめは?後悔しない選び方と3大大手比較」もご覧ください。
また、そうは言ってもコスパの時代、相応のリターンが見込めないとなかなか一歩踏み出せないのも事実です。無駄な努力はしたくないという方はこちらも記事「公認会計士の年収は嘘?高年収の「幻想」と「リアルな手取り額」を合格者が全暴露」もぜひご覧ください。
あなたの挑戦を、心から応援しています!
コメント